『大和通信 第111号』が届きました。
いつも有難うございます。
巻頭に林先生の「父の仕事場」が。
ギャラリー島田で個展をされた時のもの、再度読ませて頂いても胸温まる文章である。
中尾さんは漫画家のうらたじゅんさんについて書かれている。
二月七日に六十四歳で亡くなられた。
<今や、夭折という感すらある。>と中尾さんが書かれているが、本当に若すぎる死である。
うらたじゅんさんはお名前だけで直接お目にかかったことはないのだが、写真を見るともしかして茨木の富士正晴記念館に講演を聞きに行く時、阪急茨木駅から乗るバスで何回か一緒になった女性だったような気がする。
私が講演会に行ったのは、坪内祐三さん、山田稔さん、林哲夫さん等、そんなに多くは無いのに結構バスで会っていたような気がする。
普通の主婦という感じでは無かったので、何をする人かなと記憶に残っていたのだと思う。
平成29年に富士正晴記念館から発行された、富士の朝日放送台本の「おばあさんのアルバム」の画をうらたさんが描いている。
本の後書きの解説にうらたさんの履歴を
<2003年、『真夏の夜の二十面相』を北冬書房から刊行。2006年、『嵐電』を北冬書房から刊行。2008年、『読売新聞』夕刊の唐十郎の連載小説「朝顔男」の挿絵を担当。>と中尾さんが書かれている。