三月のお彼岸になってクロッカスの花が咲きだした。
背丈が10cmに満たない小さな花。
白の薄い花弁に黄色のおしべ。花弁の中を覗くと、縦に紫の細いすじが何本かとおっている。
昨夜から雨で、今日朝になってもまだ雨が続いている。
今朝のクロッカスは花弁を閉じていた。
(写真を撮るのが遅くなって開きだしている。)
ネットによると花は日差しを浴びて気温が高くなると開きます。曇りの日や夕方以降は気温が低くなるので閉じます。>とある。
花を嗅いでみると、うっすらとスイセンのような香がする。
はかなげな花弁にほのかな香、暑い日差しには耐えられないだろう。
初春の花だということがよくわかる。
『大和通信 第103号』が届いた。いつものようにあっと言う間に読了。
中尾さんの「阪田寛夫、能島廉の年譜を編む」が興味深かった。
<まったき自虐的私小説>作家で、35歳で早世したという能島廉。
一度読んでみたい。