今日はいいお天気で、神戸まで『ターナー展』にでかけた。
まずは三宮で『さんちか古書大即売会』を覗く。
初日の30日は雨にもかかわらず大勢の人で賑わったそうだが、今日の土曜もまあまあの入りだった。
ただ私の探している本は無かった。
染の図案用に『遊べや遊べ!子ども浮世絵展』の図録を買った。
浮世絵に描かれた江戸時代の子どもの遊ぶ姿が載っている。
この中の端午の節句の図柄が欲しかったのだが、ちょうどいいのが載っている。
五月までに絵をおこして彫って染られるか、当分これに専念しないといけないかも。
お昼を食べて休憩してから、神戸市立博物館で開催中の『ターナー展』に行く。
ターナーは昔オーストラリアのメルボルンに行った時、行きたいところも無く一人で美術館に入った時ちょうどターナー展をしていて、この画家を初めて知った。
やたらと大きなキャンバスに空だか海だか青い色が塗られた風景画が何枚も何枚も、それこそいやになるほど飾られていた印象があるのだが、今回のはそれほど大きな作品は少ないしちょっと印象も異なっているので、オーストラリアで見たのは本当にターナーだったのか、ちょっと自信が無くなった。
初期の細密画のような風景画でなく、後期の抽象画のような形が風景に溶け込んでしまったような絵が心に響いてきた。
そのあと、三宮のブに寄って絵本を三冊と野口冨士男の『わが荷風』中公文庫を買う。
105円も全品2割引きなのでちょっと得したかな。