NHKの朝の連続ドラマ『カーネーション』を時間があるときは見ている。
先日は、戦争で服装が洋服から着物へ逆戻りしてしまい、主人公の洋装店でも着物をモンペにリホームする様子が出ていた。
私の行っている工房でも、年末になるといつもより古い着物の持ち込みが多くなるようで、ビニール袋に詰め込んだ着物が何個か置かれていた。
その中からまだ着れそうなもので、質のいいもの色合いのいいものは欲しい人が持って帰る。
それ以外のものはほどいて洋服や座布団やクッションのカバーなどにする。
そこからもはじかれた物は裂いて裂き織りの材料になる。
羽織は丈が短いので上っ張りにすると重宝である。
袖を切ってそれでポケットにし、袖口にゴムを通す。
絹の上等の羽織は軽くて暖かくて今の季節に最適である。
工房ではいろんな手芸用品も持ち込まれる。
いつか編もうと取っておいたが年を取ったりして編まなくなった毛糸、刺繍糸、その他さまざまな物がある。
その毛糸で、東日本大震災の被災した人に暖かい帽子を編んで送ることになった。
工房で編んだり、家に持ち帰って編んだりして30数個の色とりどりの、形もそれどれの帽子ができあがった。
その帽子にレターを付けて送ってもらった。
寒い冬はまだ長い。
もっとたくさんの帽子を作る予定である。
15日に『街の草』さんに行く。
仕入れた『彷書月刊』を見せてもらおうと思ったがまだ店に出てなかった。
森まゆみ『路地の匂い 町の音』旬報社と、『APIED(アピエ)』江戸川乱歩「押し絵と旅する男」を購入。