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ばたばたと慌ただしい日々が過ぎ、またのんびりした日常が戻ってきた。
本棚を見渡しながらどれを読もうか物色してみる。 重そうな本は「これも早く読まないとなあ。」と思いつつも眼が他にいってしまう。 少し前につげ義春の『紅い花 やなぎ屋主人』ちくま文庫を読んだ。 初めてのつげだったが、こんなに暗い内容のマンガだったのかと驚き、その暗さにもかかわらず(そのゆえか)根強いらしいファンの存在にも驚いたものだが、先日の長岡天神一箱で購入した新版『つげ義春とぼく』新潮文庫の颯爽旅日記・夢日記・旅の絵本を読んで行くと、先に読んだ『紅い花 やなぎ屋主人』の取材ノ―トにもなっていて、この宿があのマンガの場面かと思い出しながら読んで行くのも面白い。 つげ義春のマンガはもう何冊か読んでみたいと思う。 次に辛淑玉の『怒りの方法』岩波新書を読んだ。 今の世の中、怒りの種はいやになるほどあるのに身体の底から怒りを発している人を見つけるのは難しいだろう。 理不尽な場面に遭遇して、私はこんなに怒っているんだと怒りの感情を相手にしっかりぶつけるのは難しい。 みんな怒る前にほとんど諦めてしまっているように思う。 先日病院の待合室で、病院の職員が3人の子連れの健康な子達のお守をしていたのだが、大きな声で走りまわってうるさくて我慢できずその職員に「静かにしてください。頭が痛い。」と言うと「すみません。すみません。」と恐縮したように何度も謝る。 病院で働いていながら病院の待合室をなんだと思っているのだろう。 病院のサービスとして子守りをしているのだろうが、それは病院で遊ばせることではないだろう。 言われなければ解らないことかと腹が立ったのだが、後味は悪かった。 しかし、辛淑玉の『怒りの方法』を読んでやっぱり変なら変と言わなければとあらためて思う。 怒りで思い出したのだが、私の知人にすばらしい啖呵の切れる人がいる。 彼女とある日歩いていて、どういう話からだったか忘れたが若い頃チンピラ三人に絡まれた時、怖かったが負けずに思い切って啖呵を切ったら黙って行ってしまった。と言い、その時の啖呵を再現してもらったことがあった。 そのすらすら滑らかな啖呵のすばらしさに、呆然として彼女の口元を見つめながら、その日以来彼女への尊敬の念は今も絶えることはない。
by k-turezure
| 2011-12-12 11:05
| 本
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