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今日は京都の岡崎の京都市美術館に「フェルメールからのラブレター展」を観にでかけた。
今までにも関西で催されたフェルメールの絵画は残らず観てきたが、今回は久しぶりとあって楽しみにしていた。 副題に「17世紀オランダ絵画から読み解く人々のメッセージ」とあり、フェルメールに行きつくまでに40点の絵画を観て行く。 まだかいな、と少々じれったくなった辺りで、最後のフェルメールの三作品の部屋に行きつく。 最初に「手紙を書く女」1665年頃、次にアムステルダム国立美術館での修復後初の公開になる「手紙を読む青衣の女」(アジアでの初公開)1663-64年頃、「手紙を書く女と召使」1670年頃と続く。 これまでに何回もフェルメールの絵画は観て来たのだが、こんなに素晴らしかったのかとあらためて絵の前で釘づけになってしまった。 とくに「手紙を書く女」の柔らかな衣服と、こちらに向けられた可憐なまなざしに包みこまれて、そこからなかなか立ち去りがたい。 「手紙を読む青衣の女」はフェルメールの青の魅力を存分に味わうことができる。 「真珠の耳飾りの少女」の青いターバンのような鮮やかなウルトラマリンではなく、くすんだ薄いブルーだが2脚の椅子のくすんだ濃いブルーと相まって、静逸な世界がひろがっている。 今日は土曜なので混雑を覚悟して来たが、思ったほどの人出ではなかった。 美術館の外には入場者の列の為のテントが長く張られていたので、これからだんだんに混んでくるということなのかもしれないが。 この2作品が見れたことで今日は大満足である。 なかなか立ち去りがたかったが、次は向かいにある京都国立近代美術館の「青木繁展」を見に行く。 続けざまに二つの展覧会を観てさすがに足がふら付いてきた。 お昼はあらかじめネットで調べておいた近くのピザの「ユウキ」に向かう。 一時半だったので空いているかと思ったが三組、店の外で待っていた。 私達もせっかくなので待つことにする。 20分後、やっと入れた。 店内は狭い。予約をした方がいいだろう。 私はオーソドックスな「マルゲリータ」。 連れはピザ生地のサンドイッチと説明のある「バニーニ」。 どちらも暑い中、待った甲斐のあるとっても素晴らしいお味。 特に「バニーニ」は美味しかったようで食べながら「美味しい、美味しい。」を連発していた。 デザートに、かき氷に甘夏の酸っぱい汁をかけたようなものが出たが、その酸っぱさがとても爽やかでまた美味しかった。 久しぶりの大ヒット、次回も絶対行きたいお店です。
by k-turezure
| 2011-07-02 23:42
| 絵画、映画、音楽
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