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27日は朝早く起きて友人等と秋の但馬路へと車を走らせた。
地下鉄御堂筋線の桃山台で8時半に待ち合わせ、池田から中国自動車道に入り舞鶴若狭道を経て北近畿豊岡自動車道で和田山まで行くと、今回但馬路を案内してくれる友人の家がある。 結構かかる。3時間くらいか。 今回の一応の目的は、O氏の田舎暮らしの為の家探しと環境調査にあるのだが、彼の本気度はどのくらいかはわからない。 案内役の友人は脅すわけでは無いだろうが 「じゃあ、まずは限界集落にいってみようか。」と、糸井川沿いに北へと豊岡市出石をめざし山へ分け入って車を走らす。 どこまでも緑の渓谷の中を奥へ奥へと車を走らすと、秋の爽やかな風と山々の木々の香りに包まれてとてもいい気持である。 「もうそろそろ家が見えてくるはずだが。」と言う友人の声に山裾に眼をやると2、3軒ほど見える。 「たぶん、1軒は人が住んでいるはずだが。」と言う。 皆が「いいところじゃないか。」なんてO氏をはやす。 「ここはちょっと無理じゃない?」と私が言う。 山を越えて出石へ入ったところで徳神社の『なんじゃもんじゃの木』を見る。 上から見下ろす。 ここから出石蕎麦の店が軒を並べる繁華街をぬけて、友人お薦めの100%蕎麦粉で作った蕎麦を食べに行く。 確かに蕎麦の香りが高く美味しい。 まわりは蕎麦畑で白い蕎麦の花が満開である。 昼食後はまた空き家の多い養父市に入り、新しい渓谷沿いを走る。 とにかく渓谷が多いのである。 大屋という地区に入り、全国公募展「木彫フォークアート・おおや」の展示会場に入って作品を見る。 大屋という地区も空き家はあるようだが、落ち着いた雰囲気の感じのいい地区である。 移住するならここかなと思わせるものがある。 案内が終わって友人の家に戻りお茶の時間になる。 友人の家のまわりは遺跡の宝庫である。 有名なところでは但馬最大の前方後円墳として知られる池田古墳や、城の山古墳があるそうだが、友人の家のそばには穴の開いたままで手の付けられていない遺跡がたくさんあるらしい。 勝手にもぐって入って何か出てきても調査の予算も無いのでそのままでおいてあるらしい。 昔はその石を勝手に持って帰って家の石垣に使ったりしていたらしい。 墓の土台に使われていた石は貴重なものとわかり返したりしたこともあったそうな。 古代史の好きな奈良のT氏に話したら垂涎ものだろうなどと皆で話す。 結局O氏は移住するのか。 帰りの車で一緒に行った泉北のO氏は「僕はしないに賭ける。」と言ったが。
by k-turezure
| 2012-09-28 13:43
| 旅行
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