数年前からお正月は叔母の家で過ごすことになり、今年も30日から2日まで寒い京都にいた。
今年は娘が結婚したのだが、新婚旅行が仕事の関係で冬休みしか取れず26日から2日までイタリアとフランスにでかけていた。
そのお土産のゲランド塩と黒コショウ入りチーズ。
絵本もお願いしていたが時間が無くてモンサンミシェルで12cm四方のこんな本を買って来てくれた。
中はフランス語なのでわからない。
まあ無事に帰ってきてくれて安心した。
昨年から米原万里の『ヒトのオスは飼わないの?』文春文庫を読んでいるのだが、彼女の犬猫好きは相当のものがある。
彼女の年賀状
「仕事で行った御殿場で、拾った子猫二匹の成長過程を見逃すのがもったいなくて、今年は十年ぶりにお正月を自宅で迎えます。」
その翌年は
「一昨年の猫二匹に続いて、昨年は仕事先で出会った野良犬一匹、連れ帰ってしまいました。ますます人生を複雑にしています。」
そのまた翌年は
「モスクワより連れ帰った銀色の子猫二匹を加えて、わが家の頭数ついに七(ネコ四、ヒト二、イヌ)に達しました。」
その家族の日々が書かれているのだが、私も以前猫を飼っており「うんうん、そうだよなあ。」と相槌をつきながら読んで行くのだが、途中からそれにしてものめり込み方が半端じゃないなあと苦笑してしまう。
万里さんの周囲も、類は類を呼ぶ動物好きばかりで構成されていて、困った時の助け合いネットワークもすごい。
私の知人にも、ものすごい猫おばさんがいるのだが、彼女をゆうに越している。
この本を読み終わったら是非彼女に読ませたい。