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今日は娘が休みを取ったというので一緒に映画を見に出かけた。
阪急の十三で待ち合わせて、第七藝術劇場に行く。 映画は想田監督のドキュメンタリー第3弾の「Peace」。 私と娘、猫好きの二人が、この映画は猫が出るらしいという理由だけで見に行ったのだが、なかなか見ごたえのある映画だった。 想田監督の奥さんの両親(柏木家)は岡山に暮らし、義母は自分が始めたNPOの介護事業所でホームヘルパーをし、義父は養護学校を退職後、介護事業所を手伝う形で、高齢者や障害者の為の「福祉有償運送」をしている。 「福祉有償運送」といっても現実は、ガソリン代と車の経費で消えてしまう全くのボランティアである。 その義父は、また家では庭に住みついた野良猫たちを義母に嫌がられながらも、20年に渡って世話を続けている。 外で飼っているので「外猫」というが、その餌を狙って最近白黒の雄猫が庭に出没するようになる。 「外猫」は雌なので、強い雄のノラに餌を取られてしまうため、義父の言う「泥棒猫」にはしかたなく別の場所で餌をやっている。 これらの猫たちにこれからどんな展開が待ち受けているのか。 想田監督はまず猫たちに興味をかきたてられ、しかし義父にしか懐かない猫たちに、それではと視点を義父に据えて義父の仕事を撮って行くことになる。 月に一度、福祉車両を利用して、病院や買い物に行く知的障害と足の障害のある64歳の男性と義父との会話。 また、2週間に一度通院の送り迎えをしている肺がんを患い、在宅でホスピス・ケアを受けている91歳の一人暮らしの男性との会話。 この男性宅には義母も家事のヘルパーで通っている。 想田監督は、彼らのいつもながらのありふれた日常に寄り添うようにカメラをまわし、時にどきっとする場面、生身の人間の「やわらかい部分」に触れ、深く共感する。 映画の終了後、想田監督の挨拶とQ&Aがあり初めてのことで少し驚いた。 『なぜ僕はドキュメンタリーを撮るのか』講談社現代新書 を買い、サインしていただく。 かわいい猫のイラスト入り。 家に帰って一気に読んでしまった。 とても面白い。 想田監督の映画の手法は「観察映画」という。 「目の前の現実を撮影と編集を通じてつぶさに観察し、その過程で得られた発見に基づいて映画を作るドキュメンタリー制作の方法。」 「出来上がった映画には、ナレーションや説明テロップ、BGMなどを基本的に使用しない。」 私もドキュメンタリーの魅力にはまりそうである。 映画の帰りに中崎町の古書店「本は人生のおやつです!」さんに行く。 スバコハイツというかわいい名前の古民家の一階にある。 車谷長吉の「赤目四十八瀧心中未遂」文藝春秋を購入。 近々、放浪書房のトミーさんと東急ハンズでトークショウをするらしい。 ちょっと行ってみようかな。
by k-turezure
| 2011-08-01 22:28
| 絵画、映画、音楽
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