今日は啓蟄。
昨日と違って朝からいいお天気で、昨日から始まっている大阪天満宮の古本市にでかける。
途中、銀行でお金も下ろし買う気まんまんである。
天満宮の境内では今、梅が花盛りである。
中では「大盆梅展」をやっており、着物姿の女性たちがたくさん訪れている。
家に閉じこもっているうちに季節は進んでいく。
さて目的の古本市であるが、以前にくらべて店のテントが少ない。
もともと京都の百万遍や大阪の四天王寺とは比べられない数だが、それにしても少なくなったような気がする。
しかも、なかなか本が見つけられない。
同じ場所を何回も行ったり来たり、「少々高くても買うぞ!」オーラを発散させているのに無い...。
疲れて諦めて帰途につく。
こんなこと初めてである。
自分の嗜好が硬直しているのか、もっと勉強が必要である。
帰りに武庫川の「街の草」に寄る。
4月のサンボーホールの古本市に出品する本は目録もできて倉庫の中とのこと。
それでも長谷川四郎の「ボートの三人」と「山猫通信」を見つける。
街の草さんと芥川賞の話をしていて、「堀江敏幸もおもしろいよ。」と勧められる。
堀江は2001年に芥川賞受賞。
街の草さんが出して来てくれた「雪沼とその周辺」は谷崎潤一郎賞、木山捷平賞を受賞。
確かにおもしろそうである。