ブラッド・ピットの「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を見に、阪急西宮北口の「阪急西宮ガーデンズ」まででかけた。
「阪急西宮ガーデンズ」はかつての阪急西宮球場の跡地に昨年できたばかりで、一度見学に行きたいと思っていたのでちょうどいい機会になった。
西宮北口で友人と待ち合わせしたのだが、30分遅れそうとのメールが入り時間つぶしに近くのブックファーストに入ってうろうろすると、この間の芥川賞受賞作家、津村記久子の受賞第一作の「八番筋カウンシル」朝日新聞出版がでていて、読んでみることにする。
30分後に友もやってきて「阪急西宮ガーデンズ」の中の5階にある「TOHOシネマズ西宮OS」で招待券を座席券にかえてから4階まで下りて食事の場所を探すが、私たちと同じおばさん達でいっぱいである。
平日なのにたいへんな混みようである。
これでは土・日には来れない。
人混みと並んで待つのが苦手である。
1件だけ入れるところを見つけ、とにかく入る。
メニューを見るとカレーうどんの専門店である。
きつねうどんが食べたかったがしかたがないので、カレーうどんにする。
変わった店もあったものである。
食事も済んでいよいよ映画館に入り「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」を見る。
老人の顔・体で生まれ、だんだん肉体は若くなって行くが精神は普通に年を取っていくので、赤ん坊にまで若返った時、精神は老いて痴呆になっている。
人生の中間点で結婚するが、最後は赤ん坊となり、かつての妻に抱かれながら息を引き取る。
この映画の製作者はいろいろなメッセージを伝えたいのだろうが違和感だけが残った。
久しぶりの映画だったがブラッド・ピットが見られたとはいえ、楽しめたとは言い難かったかな。